トイレに入った。
3つある小便用の便器にそれぞれ3人のおやじが並んでいた。それぞれの便器から水が溢れだしており床は水びだしだ。おやじ達は無表情で並んでいる。1人のおやじが小便を終え、くるりとこちらを向いた。その時見た。便器の中には車にひかれた猫が入っているのだ。その猫は顔半分がなかったが、何度も浴びた水によってすでに血は流れないようだった。
靴が濡れぬのが嫌なので僕は女性用トイレに入りました。
運転手の男は「緑の羽」をつけ、バンパー中央には「交通安全祈願」をつけている。いろいろつけるのが好きなんだな、と思った。
車にひかれて厚さ3cmの板になった猫。乾燥してカチカチだ。本当に板なのだ。形は長方形に近い。毛にぱさぱさの乾いた血がこびりつき、歯並びのよい歯が少し覗いている。そうだ。これは5/22にティッシュペーパーの景品猫だ。
私は確かにこれをポストに入れた。だが住所は書かなかった。切手だって張ってない。郵政省が指紋でも調べてボランティアで届けてくれたのだろうか。
暇なのか?郵政省。
指紋はどこで調べたのだ?うーむ、印鑑のかわりに母印を押したとがある。あれか?そうに違いない。私はDMに微妙に名前を変えて出している。「清健」とか「聖武」とか「聖建」とか。その結果ある銀行とか靴メーカーからその間違った名前で来たことがある。そこに出したことがないのに。それはある新聞社に出したものだった。このように指紋も渡ったに違いない。
私はその猫を猫好きの友人に届けようと思い、住所を書いた。切手代が分からないので今度郵便局に行って切手代を教えてもらおう。郵便局は閉まるの早過ぎるよね。
まず、に起き、を磨く。朝食はへ行ってを買う。コンビニのは家のとは電力が違うのだろうか。でやるとが全然温まらない。に帰ってが違うのに気がつく。ラッキー。
をだらだら見ながらを食べる。を食べ終え、の家に行く。は友人とがあり、しまう。しかたがないので、私はに行き、をする。帰りにに寄ってをした。とてもだったのでついついをしてしまう。
ああ、今日もを見てしまった。にひかれたはまだとをしており、はをしていく。
うーん、昨日のことなのによく覚えていないや。ま、そんなもんでしょ。
私は昨日晩ご飯を買いに近くのセイコーマートへ行った。その帰りである。私は車が通り過ぎるのを待っている間にそれは起きた。え?猫が車にひかれたんだろうって?そうだよ。だってそうなんだからしかたないじゃん。それも目の前でだよ。どびゃあああっとね。この「どびゃあああ」は血が飛び出した音です。かかりましたよ。血が。口の中にも小量入ったし。
その血が私の体内で科学反応を起こして腹の中のモノを食べているのでは、と思うのです。ああ、私は科学に弱いのでどんな科学反応かは分かりませんが。
私が生まれて初めて吸った空気は車にひかれて死ぬ猫が最後に吐いた空気だったのだが、その猫がウジとアリとカラスとオサムシに肉を喰いちぎられる夢である。私の視点からの夢で、30cmくらいの近さでその光景が繰り広げられる。変に霧がかかったような歪む夢だ。
その夢は毎晩も毎晩も見るのである。まったく同じ夢を。またこの夢を見なくてはならないのだろうか。
この夢から覚めると私は涙を流している。
3講目の授業中、窓から見える遥か遠くの国道で猫がひかれ続けている感じがしました。
そうしたら一番近くにいる僕を襲うんだろうか?それともひいたヒトを探すのだろうか?
僕に襲ってこないように半開きの口を踏み潰した。まだ死んだばかりの体は柔らかく、硬かった。牙の硬さが靴を通して感じられる。雷が近付いてきた。4 本の足を丁寧に潰し、胴に猫の半分ほどの大きさの石を置いた。雷が近付いてくる。
おやすみ。黒い猫。
彼の正体をみんな知らない。注意すれば分かるが誰も一人の人間をそんなに注意して見ることはしないだろう。だから分からないのだ。彼のそれに気づけばもうそれしか見えなくなる。
なぜ私は今まで彼の口の中に猫の死骸があるのに気づかなかったのだろうか。そして、なぜみんな気づかないのだろうか。
買い物カゴにぎっしりと食料品を詰め込んだ8人の後ろに僕は並んだ。バーコードをチェックするPiっという音を100回以上聞き、僕は列の4番目になった。その時に僕は恐ろしいものを見た。このスーパーでは今日から1週間新製品のティッシュペーパーがキャンペーン中なのだが、そのティッシュペーパーを買った人に車にひかれたかなんだか分からないが潰れた猫の死骸をプレゼントしているのだ。それを渡すレジの人も貰う人も別に気にしてはいない。その隣のレジも、またその隣のレジも同じ光景が見える。
だが、誰も異常だとは思っていないのだ!!おまけに僕もそのティシュペーパーを買っている!!
僕は恐ろしいものを感じたので「あ、剃刀買うの忘れた」とかなんとか言ってこの列から逃げようと思った。しかし、後ろにすでにずらりとならんだ人たちで僕はどこに行くこともできない。その時、実はみんな宇宙人かなにかで僕だけ地球人なのかもしれない、という考えが浮かび、下手に行動するよりも僕も自然に猫の死骸を受け取ろうと考えた。僕が貰った猫はさっきの人よりも悲惨なものだった。僕は出口でいきなり腕を掴まれ、「PoPaPa PiPoPiPo」とか言われないかどくりどくりしながら外に出た。そしてタイヤの跡が残るぺったんこの猫をポストに入れて逃げた。
土曜日に書いた日曜日の日記ですが訂正があります。エロマンガ島には もみじまんじゅう は売っていませんでした(マカダミアンナッツはありました)。
帰りにエロマンガ島で もみじまんじゅう を買いました。イースター島ではグラディウスの最中だったので行くのを中止したという裏話があります(内緒だよ)。
今日、僕の乗ったタクシーが猫を引きました。それは真夜中の出来事でした。
道路の真ん中で猫は5メートル先にタクシーがあるのに気づき、前片足を挙げたまま硬直していました。その目はヘッドライトを反射してぬめりと白い色をしていました。
当たって砕けて血を吹いて短く叫んで痙攣してずたりと落ちた猫にドライバーは舌打ちをし、そして僕は僕は僕はメーターが上がるのを見ました。
今日の授業中は「NEW ジャッキー☆チェン大全科」(日野康一 秋田書店)を読んでいました。1974年撮影の小林門が日本未公開というのは彼が生まれたからなんですか?どうなんですか、え?