僕を取り囲む私を観察した不定期日記で自分は誰?


夢なら楽しいやつにしておくれ

ジヨン=レノンがコオルドタアキイという歌でコオルドタアキイに追いかけられていました。それを聞いた中学生の私はおもしろい歌だあははのはと笑つていました。だつて、最後、ジヨンがアハンアハンやつているからでし。

でも、今は、笑えません。

だつて、私も、追いかけられているからでし。ステイブン=キングのザ・スタンドでもベツレヘムのけもりんに追いかけられていました。サスケさんに言わせればシンクロニシテイという所でしようか。私は、夢で、あ。車にひかれた猫に追いかけられているのではないですよ。車にひかれた猫は味方サイドでし。

話を続けまし。

私は、時間に追いかけられていまし。かつこいいこと言うんじやないと言われそうでし。多分、この夢を見たのは最悪映画ネバアエンデイングストオリイ2を見たからだと思いまし。

原作エンデ(死体)→作品モモ(幼女)→登場時間泥棒(成人)

という連想でこんな夢を見たんだと思いまし。(かっこ内の言葉に意味はないでし)

なぜか私は高校生で、高校に行かなくてはならないのでし。それなのに、電車の時間をすぎているのに持ち物が見つからないのでし。見つかつてドアを開けようとすると忘れ物がある気がするのでし。そして、忘れ物があってまた戻るのでし。時間がすぎていきまし。おまけに、毎朝一緒に電車に乗つた佐藤くんの場所が分からないのでし。思い出せないのでし。

北里の佐藤鎮太郎くん、元気?

という夢でし。嫌な夢でし。自分のアハンアハンという声で目を覚ましました。夜中でした。目を開けると部屋の中の車にひかれた猫が私を見ていました。

車にひかれた猫も夢でうなされる時があるでし。車に追いかけられているとか、車にひかれた夢を見ているのだと思いまし。やつぱり、車にひかれた猫は私の仲間でし。で、ニヤアオと鳴いてみました。でも、猫には通じないでし。そういうのを見ると、僕は猫じやないんだ、と当たり前ながら理解して何故か悲しいでし。ま、そんな感じでし。


生だからおいしくなかった

久しぶりに天気もいいし
裏の森に行ってみた
カブに当たって倒れた兎
僕はひょいと持ち上げた

ピョンピョン兎の言うことにゃ
「俺を喰うなら喰ってみろ」
兎料理は知らないが
なんだかそれなら喰ってやろう

ピョンピョン兎の言うことにゃ
「俺は肉食兎だぜ。喰えるものなら喰ってみろ」
肉食兎は知らないが
首をギリギリ締めてみた

ピョンピョン兎の言うことにゃ
「俺は人喰う兎だぜ。やれるものならやってみな」
人喰い兎は知らないが
兎は泡を吹いている

ピョンピョン兎は死んじゃった
結局ただの兎じゃない?
僕は森抜け橋渡る
あそこで赤いの動いてら

車にひかれた猫の言うことにゃ
「ギャーギャーギャギャギャ、ギャギャギャギャギャー!!」
何のことだか意味不明
でも多分脅している
僕に脅しをかけている
ピョンピョン兎とおんなじで
結局僕より弱いのに
ピョンピョン兎の言うことが
ここでやっと分かったよ


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