靴を買うのは靴を持っていないからです。僕、靴履くの嫌いです。パンツも履きません。そういう人間なんです。腕に時計もつけてないや。あ、財布もない。貧乏だから?
ちがうっ!!
髪を切るのは可愛いお前を取って食べてしまうためだよ。
ちがうっ!!
なんで髪切るのと食欲が連動するんだよ。馬鹿じゃない。
馬鹿って言うなっ!
ばーか、ばーか。
馬鹿って言う奴が馬鹿だから馬鹿って言うなっ!
馬鹿の王様の女王様の馬鹿王子ーっ!
馬鹿じゃなあーいっ!!
馬鹿の69乗の馬鹿の無量大数の掛けることの3~
馬鹿はお前だーっ。
ばーか、ばーか。
ばーか、ばーか、ばーか。
ばーか、ばーか、ばーか、ばーか。
と鏡の前で疲れることをしてるのだ~れ?
おまけにその鏡は床屋の鏡だったりしてね。そんでもって
「お客さーん。動かないでくれますか?危ないですよ。」
なんてこと言われたりして。この「危ないですよ。」はハサミで頭を切る危険性とキチガイ的な危なさの二つにかけていたりするわけナンですよ、これが。
僕はキチガイじゃないっ!!
キチガイはみんなそういうんだよ~。
じゃーお前はキチガイなのかっ!!
キチガイだよーん。と言えるから僕はキチガイじゃないよーん。
ほら、キチガイじゃないって言った。キチガイじゃないか。
キチガーイ。
キチガーイ、キチガーイ。
キチガーイ、キチガーイ、キチガーイ。
なんて兄弟同士で「お前の母ちゃんデーベーソー」と言うような感じです。床屋の人間も困った顔をしています。
髪を切り終えました。小学生ならポテトチップをくれるのに僕にはくれませんでした。つまり僕は小学生じゃないんです。だから何って感じ(笑)。
車にひかれた猫もついでに切ってくれますか?それも安く、と頼むとそれはトリマーの仕事だな、ということでした。鏡の前で自己暗示。僕はトリマー、トリマー、トリマー、トリマー…
ほら、耳をすませば聞こえてくるよ。
トリマーって言う奴がトリマーなんだーっ。
うわ。すげー虎苅り。でも虎も猫系だしいいか、これで。な。
って誰に同意求めているんだよ。