カレンダーを引き裂いて床に叩き付けて頭をガンガン壁に打ちつける。
片目がビクビクして床で目を覚ました。日差しが傾いている。ゲロを吐いていた。臭くて寝返りをうつ。
ぐったりと壁を見つめていたら口から血を吐いている車にひかれた猫を感じた。
窓から車にひかれた猫を呼んだ。
名前が分からないから考えつく限りの名前を叫んだ。
遠くの犬が返事してくれた。
猫の返事がない。
車にひかれて死んだから返事できないことを知った。