穏やかな午後

白い金網越しに向かい合って並んでいました。

みんなメロドラマラジオみたいにしゃべっていました。

ぼんやりしているのが気持ちよかったので軽く口を開けて楽にしていました。

69番目の人がちんちんを出して白い金網の向こうのまんこに精液を入れようとしていました。

捕まってお互い叫んでいました。

自然に笑いが込み上げてきて何も考えないで笑ったら向こうの顔が少し嫌がったので笑うのをやめて苦い感じで苦しくなりました。

戻って車にひかれた猫を顔の前に持ち上げてさっきの笑い顔を見せてみました。

車にひかれた猫は永遠に同じ顔で受け止めてくれました。

それぞれが好きなことをしてみんなが楽でいられればいいのに。