まばたき

今日は僕が殺されたことを思い出したり考えたりしていました。

気がつくと考えている間は長時間まばたきをしていませんでした。

「まばたきをしていない。まばたきをしていない。」と考えてるだけでまばたきをしなくても目を開け続けられました。

車にひかれた猫は死んですることがないから考え続けてまばたきをせずに目を開け続けているのかもしれない。

それでたまに夏に何処かでミーンミーンと鳴いたり、夜中、壁や床をパキとかガタと鳴らせたりしているのかもしれない。

そんなことを考えていたらもう何分も僕はまばたきをしていない。

目が乾燥して目玉が飛び出るぞ、と考えたらむずむずっと来てパチリとまばたきをしました。

僕がまばたきをした時、車にひかれた猫たちもまばたきをしたのが一瞬見えました。