台所にて


笑いながら出してくれたのは血汁。

いやーん。この人、吸血鬼?

てゆうか、現実を見ようよ。吸血鬼なんていないからつまりこの人キチガイだよ。

話を合わせた方が安全。

「結構な血汁ですね。何の血ですか?」

にが。本当に車にひかれた猫?いつもの味と違うじゃん。

何か入れているな。なんだろう。思い出せない。

あ、そうか。さっきシャンプー入れたんだ。

苦いなぁ。

とにかく僕の瞳に乾杯。