あ、秤だ。
義眼の重さを量ろうと思って見える方の目玉を間違えて刳り貫いて乗せてしまって義眼じゃ目盛りが見えないからどうしようと途方に暮れていたら秤の持ち主が
「この天秤で人間の愚かさは義眼分さらに傾いたから滅ぼそう」
と言ってくれてぐひゃー、棚からおいしいケーキ!とビックリ。
いちごも甘くてとってもおいしいケーキでした。
ごちそうさまー、と思ったらもう一方の天秤の受け皿に車にひかれた猫の全部がぶぢゃぶぢゃぶぎゃって乗っかって平衡したから天秤の持ち主は騙されて何かもごもご言って前言撤回してしまった!
僕は目玉がないから天秤の持ち主の目玉の位置が分からないから刳り貫けないから飛びかかったけれどそこには誰もいなくて僕は落っこちて地面に叩き付けられました。
ニンゲンは卑怯だ!死ね!
とりあえず僕もニンゲンだから僕から率先して死ぬことにしました。