太陽と月の晩


お腹の大きな猫を走って走って追い掛けて走って走って走って走って追い掛ける。

角を曲がればエコカーで車にひかれた猫。

手に届きそうな月を(あ、届いた)

月を掴んで車の上に振り落とす。

コンクリートにひびを走らせて車がへこむ。

小さな命が。

小さな命だ。

でも、体が小さいだけで大きさは変わらないかも。

そのテを測る三角定規を買わなかったから持っていない。

それは罪。

だから太陽を握って左手をなくすことにした。

僕に 365 日の死。