4 匹目を探し歩いて沙漠に辿り着きました。
昼間は 42 度を越えるのかもしれないけれど夜の沙漠はすべての熱が消え失せて氷点下でした。
そこに 4 匹目の、でも累積で無限大数匹目の車にひかれた猫が寒そうに転がっていました。
666 年に 1 度だけ降る沙漠の雨で育つ植物の死骸を集めて焚き火にしました。
寒そうな車にひかれた猫を暖かそうな焚き火の中にいれました。
家にじゃがいもがあったから取ってくるね。焼いて食べよう。
でもどうすれば帰ることができるんだろう。
でたらめに歩いてきたからな。
とりあえず来た方向を辿ろう。
家に帰ることはできたけれどあの沙漠へ行く道が分かりませんでした。
じゃがいもの芽が出ていたので土に埋めておきました。
あの車にひかれた猫は焚き火の中で待ちぼうけで怒っているかな。
また心臓に傷がつきました。