貯水池へ日課のパンの耳投げに行きました。
ちぎって投げ入れ、ちぎって投げ入れ。
そうしたら貯水池の真ん中から内臓を皮膚にしたような B 級映画によく出てきそうな怪物が現れました。
僕は家に帰ってドアを開けたら死体が 69 体あっても後ろから「わっ!」と驚かされたくらいにしか驚かず、とりあえずお湯を沸かすためにコンロの火をつけてから警察に電話をするタイプです(警察とお話している間にも水が温まってより早くお茶が飲めるでしょう?)。
だから怪物が現れてもビクッとはしたけれど、まず、手に持っていたちぎり済みのパンを投げ入れました。
「なぜ生物のいない貯水池にパンを投げ入れるのだ」と言われたような気がしました。
なぜ、と言われても日課だし、なぜ日課なのだ、と言われてもこっちが聞きたいくらいだよ。
そうして悟りました。
今日からパンの耳を猫の食事の一品にすることにしました。