足の引きちぎれた車にひかれた猫が夜空を仰いでいました。
何を見ているんだろう、と思って僕も夜空を眺めたら流れ星が見えたので
流れ星が消えませんように、流れ星が消えませんように、流れ星が消えませんように、
と唱え終えた直後に流れ星が消えました。
だから次の流れ星で
流れ星が消えますように、流れ星が消えますように、流れ星が消えますように、
と唱えて願いを叶えてみました。
流れ星の力なんてこんなものだよ。
願うのは楽しいけど。それだけ。
でも車にひかれた猫は微動だにせず夜空を眺めていました。