世界中の捨てシャムいろいろな猫を持っていました。
ピンポーン。
すわ、卓球。もしくは出だしの文章として正解か、
なんて思いながらドアを開けました。
覗き窓から見たらやたらと目がギラギラしている青白い顔をしたお姉さんだったから話してみたかったのです。
(安全圏でキチガイと短い間お話するのは楽しい)
ナイフで刺されないように扉を鎧にしながら話を聞くと
「ボランティアで猫ちゃんの去勢をしています。」
とのこと。
猫ちゃんかぁ…。
おまけにパイプカットじゃなくて子宮をもぎ取る式だからお断り。
代わりに文房具屋で売っている大きめのハサミを使ってニンゲンのオスを新式パイプカットしようかなぁ、
と思いました。根元からチョッキン、と。
麻酔なしですぐに終わるの。新式。
これならハサミ代くらいだからボランティアでできるや。
勃起している時なら血飛沫がすごそう。
ぐえ。
喉にハサミを突き立てたほうが簡単かもな。
汚な臭いのを見たくもないし。
膝に乗ってきた双頭の車にひかれた猫をなでなでしながら「猫ちゃん」と呼んでみて獄死しました。