孤独に侵されて身動きできずにいると悪いことばかり考えてしまうこともあるけれどいろいろとほかのことも考えることがある。そしてその時に自殺する前に「孤独」の解字について調べてみようと思った。
と思っていつも忘れていた。でも今日はラーメン屋でうどんも食べたし、体も動くし、ほどよい孤独なので解字のことを思い出して調べてみた。
「孤」は瓜がまるく一つ転がっているような一人ぼっちの子供のこと。
そして「独」は他は動き離れてもそれだけがあくまでもしがみついて動かないさま、また、一人でその状態を守るさま。それと羊は群れをなすけれど犬は一匹で持ち場を守るから部首に犬部を使っているとのこと。
「狐」は瓜がまるく一つ転がっているような犬なのかなと狐を見てみたら形声とのこと。「犬+音符瓜」でクヮクヮと鳴く声を真似た擬声語。鳩や蚊と同じか。でも狐も孤独そう。と思うのは『星の王子さま』に出てくるきつねを思い出すからか。彼は次の日王子さまが来ると思っているんじゃないだろうか。
ついでに「猫」は「犬+音符苗(なよなよとして細い)」。体がしなやかで細いねこ。あるいはミャオと鳴く声の擬声語かも、とある。「犬」は犬を描いたもの。あと、ケンという音はクエンクエンという鳴き声を真似た擬声語だってさ。
たまの孤独と先の見えない孤独。
一茶のように孤児を見ぬくように孤独を見ぬければいいのに。
例え身ず知らぬ人でもその人が孤独であることを知れば自分だけが孤独じゃないと知り安心できる。
車にひかれた猫は一時的に孤独を癒すけれど世界を孤独にする。