幸せの片隅にあるもの

夜に雷雨。

光って、そして、そしてしばらくして音が鳴るなんて…。

白い地面を雨粒が黒く塗りつぶしていく。全て。

すごい。なんだか変だけど。

轟音と単調な雨音。匂い。

布団に包まる。

どうしてこんなに心地いいんだろう。

ああ、こんなに幸せだと

車にひかれた猫のことが頭をよぎる。