手を挙げろ。血を出せ。ズドン。

(金切り声で) Somewhere Over the Rainbow !!

二人のおじさんが献血の協力を求めてる。

いつも A と B と AB と O の血液型を求めている。

僕は献血したいけど血も涙も心もないからあげられない。

もしも僕に血と涙と心があったら献血しただろうか。

しないんじゃないだろうか。

僕は血も涙も心もないからきっと

僕「よかった。血がないからあげなくていいや。だからあげたいアピールで善人アッピール!」

とか血も涙も心もないから考えているんだ。

深層心理で。無意識下で。

だって血も涙も心もないんだもの。

だからこう考えた。

ドロシーは幼いから献血できないからきっと「献血したい!」と偽善ぶるに違いない。

ライオンはライオンの血だから献血できないからきっと「献血したい!」と偽善ぶるに違いない。

カカシとブリキは血も涙も心もないから「献血したい!」と偽善ぶるに違いない(約一名はノータリンだし)。

みんな献血できる体だったら献血しないに違いない!

どうせ献血しているヤツも善人アピールなんだろ!!

車にひかれた猫がどくどくと血を流しているよ。

なんとかしたいと思うのは僕が猫に献血できないのを知っていて偽善ぶっているからだ!!!