讃歌惨劇

散歩しよっと。

右の靴を履いたら「讃歩」という漢字が頭に浮かんだ。

左の靴を履いたら「惨歩」という漢字が頭に浮かんだ。

なんだろ。

楽しいことの後に惨劇でもあるのだろうか。

せめて楽しいことと辛いことは別であってほしい。

ドアを開けたら猫が車にひかれる瞬間だった。

横断歩道や電柱の陰に車にひかれた猫がいる。

ゴミの袋の中から車にひかれた猫がこっちを見ている(にゃーご)。

なんだか今日は車にひかれた猫がやけに多い。

僕が白いシャツを着ているからかな。

もう散歩はいやだと思って早歩きで家に帰ったら小包が届いていた。

開けたら車にひかれた猫がぎっしり。

「讃」は?

予知でも予言でもなかったんだね。

とりあえず「猫万歳」と 3 回一人で手を上げてみた。