こんな時間なのにバスが走っている。
バスの中は死人のような青白い光で充たされている。
それから僕はぐるぐると歩き回り何匹かの車にひかれた猫を拾った。
少し前にバス停があってバスが止まっている。
僕が乗るのを待っているみたいだ。
開いたドアから青ざめた光が放射している。
怖くて壁に張り付いていたらバスが走り去った。
「バスバズハズパスパズハス」なんて言えるのに足が震えている。