心の臓

体の中に悲しい心臓を持っていると周りが幸せそうだから僕も外に立って幸せな環境に入り幸せを感じようとする。

それでも心臓が鈍く痛いから引きずり出す。

叩きつけて乾燥するまで放置しようかと思ったけれど車にひかれた猫に移植しようかと思った。

でもこんな心臓では失礼だ。

なんかもったいない。

ハツとかあるし焼けば食べられるかな。

( ジュ〜ジュ〜 )

もうすっかり味がなくなったけれど噛み切れないし飲み込めない。

口いっぱいのコレを吐き出せば汚いから出したくない。

なんて邪魔なものなのだろう。