冷たい暑い夜

寝苦しくて目を覚ます。

タオルケットが僕と添い寝するように棒状になっていてた。

抱きしめてみるとヒンヤリして気持ちいい。

そして僕の毒体温で不快に熱くなる。

寝返りをうってタオルケットに背を向ける。

天井を凝視する車にひかれた猫がいた。

きっと今はヒンヤリしている。

でも近づけば熱くなって嫌になってしまう。

だからこのままでいる。