電車に乗った。
窓の外はゴミだらけ。
行けども行けどもゴミだらけだから降りたくない。
でも終着駅に着く。
だから乗った駅に戻ることにした。
でもそこもゴミだということに気づいた。
ゴミホームにゴミ階段にゴミ改札にゴミ道路。ニンゲンはゴミだし、ゴミはゴミだ。
スーパーはゴミだからゴミしか売っていない。
食べるものがなくて途方に暮れる夕暮れ。
だから自分の舌や胃や腸や心臓や大腸をホルモン焼きにすることにする。
なんだ。これも放るものか。
僕もゴミか。
焼かなければ車にひかれた猫も食べたかもしれないのに。
服はゴミに着くウジだな。
全裸血まみれ内臓なしで死ぬのもいいな。
ゴミ袋にゴミ僕を入れてゴミの日 ( 毎日 ) へ。