聞き耳ネコちゃん(ききみみネコちゃん、Acoustic Kitty)とは、1960年代にCIAによって企てられた、ネコをスパイ活動に利用しようという計画である。
この計画で使用されたネコには、小型マイクと電池、さらに尻尾部分にはアンテナが埋め込まれた。また、ネコが注意散漫になること(任務を忘れネズミを追いかけてしまう等)を防ぐため、ネコにはあらかじめ、空腹感を感じなくするための手術が施された。訓練・手術等に費やした諸費用は、約1,000万ドルだったといわれている。
最初の任務は、ワシントンD.C.ウィスコンシン大通りにあったソビエト連邦大使館近くの公園で行われた。任務の内容は、ベンチに座っている二人の人物の会話を盗聴してくる、というものだった。しかしネコは放たれた直後、通りがかったタクシーに轢かれ死亡した。
やっぱり車にひかれた猫だよ!