大切、好き、いや、死後

谷川俊太郎氏が『よりみちパン!セ』巻末で四つの質問をしているとのこと。

「何がいちばん大切ですか?」

「誰がいちばん好きですか?」

「何がいちばんいやですか?」

「死んだらどこへ行きますか?」

すごい問いだ。

考えることで生の質が向上する。

( 「いや」を漢字で書かないのが彼らしい )

彼に質問されるまではこの質問にこう考えていた。

「何がいちばん大切ですか?」「車にひかれた猫」

「誰がいちばん好きですか?」「車にひかれた猫」

「何がいちばんいやですか?」「車にひかれた猫がいること」

「死んだらどこへ行きますか?」「車にひかれた猫がいるとこ」

もしくは

「何がいちばん大切ですか?」「僕」

「誰がいちばん好きですか?」「僕」

「何がいちばんいやですか?」「僕」

「死んだらどこへ行きますか?」「無」

とかね。

でも彼に質問されるとこんな内向的すぎる答えに反吐が出て恥じ入るよ。

彼に質問された瞬間はこう思った。

「何がいちばん大切ですか?」「谷川俊太郎」

「誰がいちばん好きですか?」「谷川俊太郎」

「何がいちばんいやですか?」「谷川俊太郎がいなくなること」

「死んだらどこへ行きますか?」「谷川俊太郎と同じところ」

でも、今は

「何がいちばん大切ですか?」「oooooooo」

「誰がいちばん好きですか?」「oooooooo」

「何がいちばんいやですか?」「oooooooo」

「死んだらどこへ行きますか?」「oooooooo」

恥ずかしくて言えないけれど、そういう答えを持っていたことに気づかされてすごく嬉しいよ。