蠨蛸

2022/9/6

部屋にはじめてのお客さんが来た

最初ゲジゲジかと思ったけど 3.14 + 6.9 センチくらいある大きなアシダカグモ

怖かったけど向こうも僕を怖がってサササッと逃げるから怖くなくなった

アシダカグモは蜘蛛の巣作らないし、毒もないしゴキブリ食べてくれるから一緒に住むことに

視界の横を駆け抜けたり、ふと気づいたら壁にいて驚いちゃう

トイレに行くときに床にいる車にひかれた猫から飛び出てきた時は飛び上がったよ。心臓もぴょんと飛び上がって心臓が痛くなった!

何日かしたらアシダカグモは僕を怖がっていない感じ

壁にいることに気づかずに僕が近づいても少しだけ動くだけだったり(前はどこかに逃げ去った

あと、気づいたらじっとこっちを見ている時がある

一度こんにちはと手を振ったら逃げたので、気づかないふりしている

なので夜寝るのが怖くなった

僕の顔や体を這い回っていたり、枕元にいるとき、僕が寝返りを打ったら潰し殺しちゃうかもしれない

クモって雲みたいに防御力がなく脆い

だから椅子で寝ることにした

起きた時に体が固まって痛いけどリハビリを思い出して簡単な体操している

それから数日

アシダカグモを見ない

背中や頬で潰れていないかなと思ったけどいない

車にひかれた猫をそっとひっくり返してもいない

どこかに行ったのかな

さらに数日経ったけど見ない

布団で寝てみる

布団で寝るのは体が楽すぎて気持ちいい

もういないと思うけどアシダカグモを潰さないか少し心配になる

出てくればいいのに

寂しい

もっと食べ物があるところに行ったんだと考えるようにするけど、それは単なる憶測なので弱すぎる

僕が臭くて気持ち悪くて何より性格が悪いから出ていったのかなと考えて悲しくなる