2023-7-20
車にひかれた猫が会いたいと言ってきた
なのですごく久しぶりに電車に乗る
そしたら甚深事故があって向かいの電車に乗れとのこと
移動し、待っていたら、また向かいの電車に乗れとのこと
それを何度か繰り返されーる(Rail)
不思議なことにその旅にニンゲンが増えて逝く
満員状態が満員を超えていく
だからニンゲンが分裂しているのかなと増えたニンゲンは誰か見ようと思う
でもみんなケロイドや欠損が激しい顔顔顔
だからジロジロ見られるのは嫌だろうから押し潰されながら鬱むく
ようやく電車が動き出すけれど電車は途中で止まり乗り換えてくれと
ニンゲンは物凄い勢いで怪談を駆け上がっていく
車内は僕とか一部のニンゲンがのろのろと別ホームへ
本数が減っているなか、何度か乗り込めず、待つ待つ末
僕の順番だけど入口までニンゲンでいっぱいなので、これも乗り過ごして次の電車にしようかなと思ったけど後ろから続々押し寄せるニンゲンに押させて乗り込む
ニンゲンが潰れて赤い液体の塊になっていく
いつもこの塊は煮凝り、もしくは人肉ジュレみたいと思う
不透明な
この電車はこれ以上進まないので別の電車に乗らないといけない
ホームは黒い男だらけで女性が一人もいない
なので女性専用車両は誰もいない
だから僕はそこに乗る
僕が女性なら問題ないし
仮に男性だとしても女性が一人もいないから問題ない
女性が乗ってきたらすぐに降りればいいから
もうだいぶ遅れているけれど、まだ着きそうにもない
車にひかれた猫は怒っていないかな
怒っていたり失望しているならいいけど、僕に何かあったかと心配していたら心苦しい
車にひかれた猫だから電話やチャットで連絡がつかない
仮にスマホを持っていても連絡先を知らない死
何度か逆方向に進んでいないか不安に襲われる
それと降車駅を乗り過ごしていないか不安になる
知らないところなので景色や駅名を見ても分からない
駅名の文字が日本語やローマ字なので読めない
メモした駅名と形が一致するか減速時に調べる
なので見過ごさないように眠ることはできない
寝てしまい、もう駅のニンゲンに聞こうと駅で降りてこの駅に行きたいと伝える
そんな駅はないし、どこに行くのかと聞かれても車にひかれた猫のいる所だから癒えない
車にひかれた猫に会えない
心配していないか心配