車にひかれた猫が死んでいるのに
僕が生きている
んじゃなく
僕が生きているから、車にひかれた猫が死ぬ
だから何度も何度も僕は死ぬ
死んで死んで死に続けるけれど
三日前後で生き返り続ける
三日前後なので 6.9 秒もあれば 66.6 日もある
69 年前のバッグス・バニー・ショーみたい
殺しても死なないの
次の瞬間ケロりとしている
だから生き返らないように素粒子にまで分解死
宇宙のそれぞれ最大距離になる場所に配置
仮に生きていても素粒子一粒が光でも遠い距離にいれば死んでいるのと同じはず
素粒子一粒を指でつまむの大変
指の上に乗っているかどうかも分からない
宇宙の距離と往復数を考えてゾッとする
毎回家に戻るのではなく、僕を持って宇宙を回ればいいじゃんと車にひかれた猫につっこまれる
出かける
宇宙だらけ
なのに今、キーボードを叩いている
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