僕たちに囲まれている
僕がもし天国で監禁されているとしたら、様子見をさせた僕と僕のせいだし
さらに車にひかれた猫のせいにして放置したことに激怒している
罰として、もし僕が捕まっているなら助けに行けと
家の鍵を取り上げられて追い出される
何も持たせてくれなかったので天国に行くしかない
僕たちは直接天国に行けない
六文銭は悪い奴から強奪する
これは僕たちも許すことを僕たちは知っている
地獄 RTA して天国に到着
あの天使だけどさ、外見に怪我がなくても
地獄から来た化け物に突き飛ばされたら心に傷を負ったかもしれないよね
子供の天使に双子なの?と聞かれる
僕と同時に「双子じゃないよ」と答える
僕を探さないといけないのでバイバイして転生させる部署の近くへ
ここ最近、突き飛ばされ続ける天使はいないかと聞き込み
天使は親切なので簡単に教えてくれる
天国側もまた僕が来るかもしれないから警戒していて
先週、僕を捕まえたとのこと
瓶に閉じ込められているの?と聞いたら大笑いされた
更生プログラムに参加しているとのこと
そっちの方が怖そうだなと僕と見合う
どうやら突き飛ばされた天使は元気とのこと
でも僕も元気そうとか悩みなさそうと言われるけれど、僕以外の僕はみんなキチガイだよ、こいつも、という目で僕を見ている。キチガイはお前だよと睨みつける
死んでお詫びするとして、僕二人は結局僕一人カウントなんだろうか
とりあえず「更生プログラム」中の僕に会いに行く
文字とか算数とか教えてもらってるじゃん!
いいな
こっそり呼び出して三人の僕で死ねば、たとえ一カウントだとしても、少しは誠意ありそうじゃんと相談
給食を三人で分けて食べる。優しいじゃん。更生プログラムの影響かな
もちろん切腹とか自殺とかじゃなく、車にひかれた猫を車から助けるために死ぬの
そういう場面に出くわすことって少ないので、それを目的に生きるの
この僕は天使に謝ったけど、僕二人は謝っていないので
謝りに行く名目でガードから許されて(ちょろい)
謝ってすんなり許してもらう
頭を上げたことを合図にダッシュで地上へ
地上に叩きつけられて 6 個の目玉が転がる
親切と寛容さに痛みが痛くない
感化されて、どの目玉が僕だと言い争わず、目玉から砂を取り除いて僕にあげる
僕からも目玉と腕と渡される