愛を売る店の横で献血の呼びかけをしている
ほかの場所より血が集まりやすいかもね
とはいえ疲れた笑顔の呼びかけを無視して愛の店へ
そして献血の呼びかけが存在しないように嬉しそうな顔で愛を持って去っていく。一人を除き(ずっと見ていたわけではないので、もっといたかもしれません)
無償の愛がほしいけれどニンゲンが途切れない
閉店したら侵入して一個もらおうと思う
トンネル効果で非破壊で侵入し、無償の愛 1 つなら捕まっても建造物侵入罪くらいだと高を括る
営業時間を調べると 24 時間年中無休
深夜や早朝にニンゲンがいなくなる時間があるはず
それまで車にひかれた猫を撫でたり
ス縛り回避のためにセックス除外の性癖しりとりや
物心両面のニンゲン壊ししりとりで時間を潰す(性癖と被るワードが多くてテーマを変えた意味がない)
ふがっと自分の呼吸で目が覚めると店内は店員のみ
深夜の変な時間の寝起きで重い体
無償の愛が並ぶ棚へ
無償の愛を選んではいけない気がして、目の前にある 1 つを持ってレジへ
店員になにか言われるが理解できない
僕には資格がない、それは僕のではない的な?(多分)
保護猫も僕は保護できないのと同じかな
禁治産者や前科者や保護観察中や成年後見人や病歴や信条や社会的身分や政治的、経済的又は社会的関係において?
右手に持った車にひかれた猫を棚に置いて店員の視点を誘導して
左手で何かの愛をポケットに入れようかと思う
でも違う愛なら違うからな
赤面して店内に出る
ベンチで男女がお互いの腕を足につけたり戻したりを飽きずに繰り返している
店員の言葉は理解できなかったけれど
車にひかれた猫にまつわる言葉を大量に生成する脳内が
車にひかれた猫を拾うことは愛ではなく
車にひかれた猫も愛ではない
仮に僕が無償の愛を得ても
いたずらにすり減らすだけで無償の愛を殺すだけだと理解する
これは責め?
いや、慰めている?
これを救いと思うのは終わっているな