他の便器はどうなんだろうと思って違う棟の便所に行ったの。試したの。そしたらそしたらどびゃーってまた溢れたの。あーん。
学校は校則かなんかで決まっているからそうかもしれないから駅に行ったの。ぼしゅぼしゅボタンクリックしたの。ボタンから水が溢れるの。学校もそうだったの。やっぱりどびゃーって出たの。横でちんちん振ってるおじさんが僕のこと見ているの。あーん。
駅に便器6つあるの。全部試したけどびしゃーって溢れるの。ずーっと溢れるの。あーん。
僕、なんか興奮して
うきーーーーーっっ!!あいやいやーーーーっ!!
ってはしゃいだの。あーん。
そしたら「コラッ」って言われたの。振り向くとモップ持ったおじさんいるの。あーん。
このおじさんは『TAB CLEAR』に続く『RADIO』のことでナニか言いたいんだと思うの。だから僕もフレンド=リー(アチョー)なスマイルして
ガシンッ!!ガシンッ!!
とモップおじさんに近付いたの。そしたらおじさん
ひーーーーーっ!!
って言ってダッシュしたの。あーん。
だから僕も笑いながら追いかけたの。しばらく鬼ゴッコしてないの。モップおじさんもそうなの。だから2人はその欲求に目覚めたの。モップおじさんにタッチしたの。モップおじさんが鬼なの。あーん。
鬼は退治しないといけないの。桃太郎もそう言っていたの。殴ったの。殴って殴って殴りまくったの。手が痛いからモップおじさんの持っていたモップでガシガシやったの。血がどびゃーって出たの。なんだコイツも便器か。ガシガシ。肉がぼろぼろになったの。ガシガシ。もう便器は動かないの。ガシガシ。血まみれでボロボロになると便器か車にひかれた猫か区別がつかないの。ガシガシ。ただ単に肉団子なの。ガシガシ。あーん。
もしかしたらこれは便器じゃなくて車にひかれた猫かもしれないの。見た目では分からないの。その可能性は捨てられないの。随分大きな車にひかれた猫なの。だからもし車にひかれた猫ならこんな大きな車にひかれた猫は僕持っていないの。だから持って帰るの。あーん。
重いの。あーん。ずるずると引っ張って持って帰るの。あーん。誰も僕を見るけど助けないの。あーん。走って通り過ぎるの。あーん。僕一人で全部やらないといけないの。あーん。誰も誰も手伝ってくれないの。あーん。みんな嫌いだから絶滅すればいいの。あーん。みんな死ねばいいの。あーん。あーん。あーん。