僕を取り囲む私を観察した不定期日記で自分は誰?


もう一回…

晴れていたのに吹雪になった。散歩はやめて家に帰ろう。雪が目に入ってよく見えないから。街灯に照らされた下に車にひかれた猫がいる。多分、この猫はもう駄目だろう。僕は抱き上げ、コートの中に入れる。ああ、暖かいね。どくどく血が溢れているね。血が暖かいね。僕の耳死ぬほど冷たいから君の血塗らせて。ああ、暖かい。でも一瞬。もう一回塗らせて。もう一回、もう一回、もう一回。ああ、死んだんだね。
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