僕を取り囲む私を観察した不定期日記で自分は誰?


痛い

生き残った右の眼球に写ったのは


      
  
      



だった。

アツイカラ

第三者を装う青い空に灼熱の白い太陽が僕を睨んでいる。

向こうの景色が暑さで歪んでいる。

蝉が黄色い汁を流して死んでいた。

360度蝉が鳴いている。

この蝉たちも黄色い汁を流しているんだ。

猫。

僕を見ている。黒い猫。暑そう。

猫は足元にあった蝉をパクリと咥えて走っていった。

僕も足元にあった車にひかれた猫を咥えて走ってみた。

うがあああああああああああああああああ!!!


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