自動ドアから偶然入り、別の世界に迷い込む。
自動ドアのことを知らない小鳥は外に出ようと窓ガラスに体を何度も何度も打ちつけている。
僕は目を閉じて手を伸ばし小鳥をつかんで外に出した。
目を開ける。ただの想像だった。
小鳥は天井すれすれを混乱しながら飛び回り、ガツンガツンと空が見える窓ガラスに体をぶつけ続ける。
立花隆の生首でもあれば鳥の巣代わりに休めるのに。
ポケットを探すが隆の生首は入っていなかった。スーパーの窓の外で猫が道路を渡ろうとキョロキョロしている。
死ぬ。
猫はパッと飛び出してガツンと車にひかれた猫になる。
この鳥もあの猫も同じだ。人間の世界で、あー、あー。なんて書けばいいんだ。ヨネザワのシュークリームがおいしいです。クリームより30円安い120円のカスタードの方が好きです。
小鳥が餓死しないようにけしの実入りの小鳥の餌を買ってスーパーにばらまいて逃げました。卑怯者。
■■「はーい!」
呼んだんじゃねーよ。
■■「はーい…」