今、僕はうんこまみれの部屋で掃除が終らず、疲れ果てて座っている。楽しい空想でもしなければ死んでしまいそうだ。臭い、臭い、臭いよー。
ラジオ『五木寛之の夜』で五木もタクシーの中で
とかいう空想をしているらしい。空想とクーソー、あはは…、笑えないや。笑ってるって。いや、笑ってない。『あはは…』と書いてあるよ。これは乾いた心を表しているだけ。あ、そう。
掃除中、外に出した車にひかれた猫を見てみた。ガタガタと震えながら相変わらずゲリしている。まだうんこ入っているの?すげーな。どうなっているわけ、君たちの大腸は。しかし凄まじい光景だね。
白い雪に茶色のうんこ。そしていびつな車にひかれた猫。
買い物袋を持つ片手を外に出さないといけないから痛いように寒い。手袋、買わなきゃね。米と一緒に生協で買ってくればよかった。
ブニャーッ!!
猫が車にひかれて僕の買い物袋に飛んできた。猫の爪で袋は切り裂かれ、中の米が飛び散る。そして、米が車にひかれた猫の血で赤く染まる。
…まぁ、米って水でとぐから血、ついてもいいかぁ。3秒ルール!3秒ルール!!
米は一掴みにつき3秒を適用する
(『3秒ルール』とは:落とした食べ物は3秒以内に拾えばセーフである)
車にひかれた猫を解剖する時は、変則的だけど左手にナイフを持って右手に箸を持ちます。ピンセットの変わりです。ピンセットより細かい作業ができるので便利です。ナイフを右手に持ちたいんだけれど、箸、左手で使えないんです。
いいことずくめの箸での解剖。でも欠点が一つ。思わず箸で摘んだものを口に運んでしまうことなんですよね(たいがい苦いです)。