そんなわけで掃き掃除をして雑巾がけをしていた。冷蔵庫の上のレンジを拭いた。なんで僕と同じ身長のレンジの上に髪の毛とか猫の毛があるんだろう。風で舞うのかなぁ。なんでこんなにホコリとか溜まるんだろう。嫌になる。汚いところは汚くて気持ち悪いから掃除しない。だからますます汚くなっていって部屋を侵出していく。もう嫌だ。どんどん汚くなっていく。掃除できるところが少なくなっていく。もう嫌だ。
猫に掃除をさせよう。そうだ。当たり前だよ。一緒に住んでいるだからそれくらいしてもらわなきゃ。4本足の車にひかれた猫を選びました。雑巾の4角に4本の足を結びつけました。
これなら歩く度にゴシゴシと拭いていく。こりゃいいや。東京特許キョキャキョキュに電話しよう。実用新案だ。Kさんが出ませんように。だってKさんたら僕の声を聞いたとたん電話を切るんだもの。あ、Aさんだ。よかった。聞いてよ、Aさん。僕の画期的な掃除法を。
ん。と思って振り返りました。ウギャー。部屋が真っ赤だー。猫の足と雑巾を結んだ糸から血がダラダラと流れて床が血まみれだー。うーん。セロハンテープで雑巾と猫の足くっつくかなぁ。
そんな老人の方、僕にメールをください。もしくは近所にそんな老人がいるよ、という方。メールください。施設に近いところでよろしくお願いします。
庭があるといいな。そうしたら犬とも暮らせるし。でも今いる車にひかれた猫と仲良くやれるかな。小さい頃から育てれば小鳥と猫でも仲良くやるけど、途中からいれるといろいろやるからな。殺し合いとか。
昔、3匹の金魚と住んでいました。あともう一匹いるといいよと外宇宙からの交信がありました。それで安いタナゴを買いました。次の朝です。タナゴ、尾ひれとかボロボロで浮いていました。金魚、僕見て口をぱくぱくさせていました。無表情な金魚の目が怖かったです。
今日もやっちゃったよ。車にひかれた猫ね。腕がブランブランしていたので包帯を巻いておきました。きつく巻きすぎたのかな。腐り落ちたよ。腕が。ボサッと。あは。