僕を取り囲む私を観察した不定期日記で自分は誰?


机の上

カレンダーがあった。
目覚まし時計があった。
財布があった。
フロッピーディスクがあった。
読みかけの本があった。
車にひかれた猫があった。
CDがあった。
ボックスティッシュがあった。
電卓があった。
ノートがあった。
何気なかった。
そんなことなかった。
死があった。

夢960412

君の望みを3つ叶えてあげよう。

何様のつもりだ。ベルトにぶら下げたブラックジャックでガツンと殺る。性別も身長も分からないそれは崩れた。眩しい。夢なら嘘でも頼めばよかった。でも腹立つ。なんだあの態度は。僕は!僕は?僕は…何?

足下には地平線まで続く車にひかれた猫。色の差や大きさ、体の破損などの違いはあるが、ただの、車にひかれた猫。僕は死ねば何?生きている今も何?でも、いまここで死んでしまえば車にひかれた猫の中で唯一のヒトだから別の場所で死ぬよりいいかも。さっきのブラックジャックはどこ?

今朝、しばらく布団の上で四つん這いになってブラックジャックを探していました。


虚無

昨日のウハウハ状態から覚めると少し感傷的になっていました。オナニーの後の虚しさってこういう感じなのかな、なんてことも考えてしまいました。思わず車にひかれた猫にフランス人の名前をつけてみたりしてね。一日何も食べなかったりして。あと、うんと暖かい格好をして椅子の上で眠ったりとか。うんこ、プリ。
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