僕を取り囲む私を観察した不定期日記で自分は誰?


武装したいねぇ

前にあった車にひかれた猫の首は取れたのに何故この車にひかれた猫の首は取れないのだろう。ねじってみたり引っ張ったり押したりしてみたりしたが全然取れない。別に取らなくてもいいのだけどふと首取れないのかな、と思って。

この「ふと」や「なんとなく」というのは逆らえない力で高さ69メートルの津波のように押し寄せて根こそぎ99階建てのビルも流すくらいの力がある。どうでもいいのに逆らえなくてやってしまう。本当にどうでもいいのにね。

これと別種なのが電波だろう。逆らえないのは同じだがこちらはやりたくないと頭の中で絶叫しているのに体が動いてしまう。体もイヤダいやだイヤダいやだと言っているのに。

じゃ、自分で考えて自分のやりたいことはどうかというと常識や法が邪魔して好きなことができない。もし、目からビームが無限に連射できたり手から殺人光線、口から火炎放射とか武装していれば常識も法も無視して好きなことができるのにね。恥ずかしながらそういう機能が僕にないから。そりゃ僕だって少しはできるよ。でも常識や法を壊すくらいの破壊力がないんです。ビビーとね。ビビーッ。


オナペット

車も通らない人も通らない夜の道に車にひかれた猫が落ちていた。5メートルひきずられてズタボロに横たわっている。その5メートルはべっとりと血や内臓で道ができている。車にひかれた猫の横たわるその姿。えっち臭い。うふんといった感じで横たわっている。今すぐオナニーしたい。14分かけて家に帰ってオナニーするのはいやだ。今すぐやりたい。でもここは外だ。道路だ。

家のかげに隠れて8メートル先の車にひかれた猫でオナニーした。もっと視力がよければ、と後悔したド近眼の僕に月が優しく微笑みかけていた。気がした。


俳人

ティッシュ忘れた夜の道 チンポぶら下げ 一人たたずむ

ハンカチならあるけどこれで拭くのは嫌だなぁ。固いしハンカチ洗わないといけないし。このままジーンズはいたらジーンズ濡れるしな(僕ノーパンです)。どうしよ。今晩寒いんだって。北海道の人はうなずいてくれるだろうけど。10度以下じゃないかな?

しかたないのでブラーンと出したまま家に帰ることにしました。でも歩くと可愛く揺れる肉棒くんを出したまま歩くのってかなり間抜けです。隠して歩くことにしました。

よく絵でアダムがてめーのイチモツ葉っぱで隠している絵があるじゃん。あれね。こっちは車にひかれた猫で前を隠して歩きましたよ。たまに猫の毛がチクリ、とあたって痛かったです。

くひねこで チンポ隠して 夜をゆけ
14分 チンポ凍えて 家まだ遠し
チンポさげ ふと川柳など 考える
オチンチン チンポコ男根 陰茎ペニス


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